こんにちは、なこです。
人間関係が難しい。
どう接したらいいのかわからない。
チームががうまく回っていない。
職場での悩みは尽きません。チームの人数が多くなるほど悩みが増えていました。
そんなときに出会ったのが、D・カーネギーさんの『人を動かす』という一冊でした。
初めて本を見たときは、「人を動かすなんて、ちょっと偉そうなタイトル…」と思いました。
でも読んでみて思ったのは、「上から目線の本」ではなくて、「人間関係の本質」に気づかせてくれる本だということでした。
今回は本の要約とともに、私の感想と本を読んで変わったことを書いていきます。
この記事を読むことで、相手の立場に立って興味をもち、認めること。相手の重要感を満たすことの大切さを知ることができます。
『人を動かす』とはどんな本?
歴史的ベストセラー
1936年に出版されたこの本は、今もなお世界中で読み継がれ、1500万部以上売れているベストセラー本です。
「ビジネス書の原点」「人間関係の教科書」とも言われ、経営者、リーダー、管理職など「人と関わる」すべての人にとってのバイブルです。

ビジネス以外でも、子育て、家族、ママ友、パート仲間との関係にも応用できる、まさに「人との関わり方」の本。
人間関係の原則
人を動かす3原則
- 盗人にも5分の理を認める
- 重要感を持たせる
- 人の立場に身を置く
人に好かれる6原則
- 誠実な関心を寄せる
- 笑顔を忘れない
- 名前を覚える
- 聞き手に回る
- 関心のありかを見抜く
- 心からほめる
説得する12原則
- 議論を避ける
- 誤りを指摘しない
- 誤りを認める
- 穏やかに話す
- イエスと答えらえる問題を選ぶ
- しゃべらせる
- 思いつかせる
- 人の身になる
- 同情を寄せる
- 美しい心情に呼びかける
演出を考える - 対抗意識を刺激する
人を変える9原則
- まずはほめる
- 遠回しに注意を与える
- 自分の過ちを話す
- 命令をしない
- 顔をつぶさない
- わずかなことでもほめる
- 期待をかける
- 激励する
- 喜んで協力させる

原則がたくさんありすぎる・・
私の考える原則まとめ
たくさんの原則があるので、全部覚えるのは難しいですね。
なので、私なりに原則をまとめてみました。
・相手を認め、尊重する
・いつも笑顔で誠実な態度で接する
・ほめる
・注意はやんわり遠回しに言う

5つなら忘れない・・はず!
私の感想
印象に残ったところ、感じたこと
私が印象に残った内容は、
- 人を非難する代わりに、相手を理解する努力をしよう
- 他人を矯正するよりも、自分を直すほうがよっぽど得であり、危険も少ない
- 批判が呼び起こす怒りは意欲をそぐだけで、状態は改善されない
- 人を動かすには、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること

まずは自分から変わることが大切。
人は、誰しもが自分が正しいと思い、他者から認められたい、ほめられたい、大切にされたい欲求がある。
これらの欲求を満たすのが良いとされている。
大切なのは、相手の立場に立って、興味を持って接するように自分が変わることだと気づきました。
私が意識したこと
本を読んで、私は2つのことを目標に立てました。
いつでも気軽に話しやすい環境を作る
接触頻度を増やして、相手の変化に気が付けるぐらい、相手のことを知る
この目標を達成するために、5つのことを今まで以上に意識するようにしました。
仕事の変化
少しずつですが、仕事での変化が見えてくるようになりました。
スタッフ一人ひとりの得意なこと、苦手なこと、頑張っていることが見えてくるようになりました。
得意なこと、頑張りたいことはそのスタッフに仕事をしてもらえるようになり、自分の仕事の調整ができるようになりました。
相手からも話しかけてもらえるようになり、自然と関係がやわらかくなっていきました。
いつでも話しやすい関係を持つことで、私から意識しなくても、相手から話しかけてくれるようになり、いろんな情報を得られるようになりました。
自然とスタッフに仕事を任せたり、情報が共有できるようになりました。
今では、チーム全体がうまく回るようになり、信頼関係が生まれてきたと感じます。
人間関係は“信頼”から
私は、人間関係の土台は信頼関係だと思っています。
こちらから相手に興味を持たなければ、相手も心を開いてはくれません。
相手を理解しようとし、丁寧に関わっていく。
その小さな積み重ねが、チームの空気を変えていくんだと実感しました。
まとめ 自分から動くこと
『人を動かす』は、「どう人を操るか」ではなく、
どうしたら相手が自ら動きたくなるかを考える本です。
相手の立場に立って興味をもち、認めること。相手の重要感を満たす姿勢こそが、信頼を生み、人間関係をよくする一歩になります。
私はこの本を読んで、「人間関係の本質」を学び、自分が変わることの大切さを実感しました。
人間関係で悩んでいる人に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事があなたのお役に立てると嬉しいです。
ありがとうございました。
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