「より少ない生き方」レビュー〇モノを減らすことで見えてきた、私の大切な時間

こんにちは、なこです。

「時間がない」
「部屋が片付かない」
「あれも欲しい、これも欲しい。色んなモノが欲しい」
「何のために生きているのかわからない」

こんなことを思ったことはありませんか?

そんな方におススメな本があります!

この本は、私にとって「人生が変わった」きっかけになった本です。

それが『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』(ジョシュア・ベッカー 著)という本です。

私が「モノを減らす」「片付けをする」という価値観に出会った、まさに原点ともいえる存在です。
読んだのは数年前ですが、今でも本棚の特等席にあり、何度も読み返しています。

この本を読むことで、「人生をよりよく豊かに生きるためのマインドセット」を知ることができます。

どんな本?

最初に、この本がどんな本なのかを簡単にまとめてみました。

本の要約

  • モノの量を減らすことで心と生活が軽くなる
     不要なモノを手放すことで、暮らしがすっきりし、ストレスが減る。

  • モノを減らすことは目的ではなく「きっかけ」
     本当に大切なのは、モノを減らした後に生まれる時間や心の余裕を活かし、自分の価値観ややりたいことに向き合うこと。

  • 小さな一歩から始めることの大切さ
     いきなり全部捨てるのではなく、鞄や車の中など、身近な場所から少しずつ手を付ける。

  • 物理的な整理が心の整理につながる
     身の回りが整うと、気持ちも整い、内面の見直しや新しい挑戦に踏み出す力が湧く。

  • 「豊かさ」の本質を見直す視点
     所有物の多さではなく、時間や心のゆとりこそが本当の豊かさだと気づかせてくれる。

 

モノを持つということは、そのを買うお金も、管理する時間も場所も必要ということ。

より自分らしいモノが少ない生き方をすることで、自分が本当に大切にしているものに気が付くことができます。

私のこと

実家はモノにあふれていた

私は、モノが多い家庭で育ちました。

「いるかもしれない」「まだ使える」「もったいない」
そう言って捨てられないモノたちが、押し入れや棚にずっと眠っている。
溜まった食器や洗濯物、食品の賞味期限が切れていたり、買っただけで使わなかったモノも多く、安売りの時に買ったストックも沢山。家はいつも散らかっていました。

母はいつも忙しそうで、部屋を片付ける時間も、子どもにかまう時間も、足りていなかったように思います。
母子家庭だったこともあり、「あとでね」「自分のことは自分でして」と言われて少し寂しいかった記憶が残っています。

本のなかのエピソードが、まるで自分のことのようで

『より少ない生き方』には、著者がガレージの掃除中に「子どもと遊んでほしい」と言われ、「あとでね」と返す場面があります。

そのときの著者の気づきが、この本全体の原点になっています。

「こんなにモノはいらない。」

この隣人に言われたたった一言が、彼の人生を大きく変えていくのです。

この場面は、私自身の子ども時代と重なるようで、胸がぎゅっとしました。
そして私もまた、「自分の子供にはこんな気持ちにはさせたくない」「自分が本当に大切にしたいものに、時間を使いたい」と強く思うようになったのです。

鞄の中から、私の「より少ない生き方」が始まった

本の中で著者が最初に取りかかったのは、車の中でした。
このエピソードに触発されて、私は「まずは自分が毎日使っている鞄から始めてみよう」と思いました。

鞄の中を改めて見てみると、思っていた以上に「いらないモノ」が入っていました。

  • 財布の中にたまったレシートや期限切れのクーポン

  • どこでもらったか覚えていないお守り

  • 使わないのにずっと入っているポイントカード

  • 何個も入っているポケットティッシュ

  • 食べ終わったお菓子の袋

  • 「念のため」入れたけど、実際には使わないものたち

どれも「なんとなく入っている」だけ。使っていないのに、いつのまにか居座っていたモノたちでした。

すべて一度出して、「必要なモノだけ戻す」ことにしてみたら、驚くほど鞄が軽くなったんです。

ただモノを減らしただけなのに、気持ちまで軽くなる。
この感動が、「もっと片付けてみたい」「もっと身軽になりたい」という気持ちを生み出しました。

少しずつ、部屋の中へ

それから私は、自分の部屋の中も少しずつ見直していくようになりました。

いきなり全部を片付けようとすると大変だけれど、小さなスペースを区切って「ここだけやってみよう」と思うと意外と進められる。

鞄→財布→引き出し→クローゼット……と、少しずつモノと向き合うことで、
「自分にとって本当に大切なものって何だろう?」と考えるようにもなっていきました。

そして、モノを買う時にも本当に欲しいもの?」と気にするようになりました。

モノを捨てることは、あくまで「きっかけ」に過ぎない

私がこの本から強く感じたのは、モノを減らすこと自体が目的ではないということです。

モノを手放すことで、自分の時間やお金に余裕が生まれます。
その余裕こそが、本当にやりたいことや、自分が大切にしたいことを考えるための大切な「時間」を作ってくれるのです。

モノを捨てたあとは、自分自身と向き合い、内側を見つめ直す時間が増えます。
その時間の中で、自分の本当の願いや夢に気づき、新しい挑戦や一歩を踏み出す準備ができるのだと思います。

その挑戦が私にとってはこのブログです。
自分の好きなものを誰かに伝えたい。いつか自分の本を出せるようになりたい。
また、子供に寂しい思いをさせないように、心に余裕を持ちたい。

私もまだまだ挑戦の途中ですが、片付けを通して自分の暮らしや気持ちを整え続けることで、自分のやりたいことをはっきりさせて、動き出してみました。

モノを減らすことで、自分の人生が整っていく

『より少ない生き方』の著者ジョシュア・ベッカーさんは、「こんなにモノはいらない」という気づきをきっかけに、モノを手放し、ブログを始め、自分の本当にやりたいことに向かって動き出しました。

この本には、「モノを減らす」ことが目的ではなく、その先にある「本当に大切なことに集中できる生き方」が描かれています。

あなたは、まだ「これが本当にやりたいこと!」と胸を張って言えるものは見つかっていないかもしれません。
でも、いつか見つかったときにすぐに動けるように、片付けを通して自分の暮らしと向き合あって準備をしておくといいかもしれません。

モノと向き合い、自分の時間やエネルギーの使い方を見直す。
それが、未来の自分のための準備になっていると、信じています。

『より少ない生き方』は、自分の原点を見直したい人におすすめ

この本は、

  • 断捨離やミニマリストに興味がある人
  • 日々の忙しさや片付けに追われて「何のためにこんなに頑張ってるんだろう…」と思ったことがある人

こんな人に、ぜひ読んでほしい一冊です。

家の中を整えることで、心の中も静かに整っていく。そんな感覚がきっと味わえるはずです。

まとめ

今回は、私がモノを捨てるきっかけとなった『より少ない生き方』の本を紹介しました。

モノを減らすことから人生を変えた著者の話から、私もこの本をきっかけに鞄や部屋の片付けを始めました。

モノを減らすと、気持ちが軽くなり、時間の使い方も自然と変わってきます。
時間に余裕ができると、自分の人生について考えるようになります。

これから自分のやりたいことを見つけて、すぐに動ける準備として「片付け」を一緒にはじめてみませんか?


このブログが、物を捨てる・片付けるきっかけになると嬉しいです。
あなたが、動き出せる日が来ると信じています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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